デジタルイラストを学べるスクールの選び方|社会人向けと専門学校

仕事のあとにデジタルイラストのスクールで学ぶ机の上のイメージ

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デジタルイラストをスクールで学んでみたいけれど、専門学校に通うべきか、オンラインで学べるところがいいのか迷いますよね。社会人だと、今の仕事と両立できるのかも気になるところです。

結論から言うと、デジタルイラストのスクールは「就職を目指すか、働きながら副業にするか」で選ぶ場所がはっきり分かれます。目的と使える時間を先に決めれば、候補は自然と絞れるんです。

この記事を読むと、通学とオンラインの違いと、自分に合うスクールの選び方が分かります。

目次

デジタルイラストのスクールは「通学」と「オンライン」に分かれる

先に結論

デジタルイラストを学べるスクールは、平日の昼間に通う専門学校と、仕事のあとに受けられるオンラインスクールに大きく分かれます。どちらが良いではなく、目指すゴールと使える時間で選ぶのが近道です。

『スクールって、専門学校のことでしょ?』と思う方も多いはずです。実は今は、社会人が働きながら学べるオンラインのスクールも選択肢に入ってきています。

ここでは、デジタルイラストを学ぶ場所を、通い方と学び方で整理してみました。

学ぶ場所通い方主に学ぶこと向いている人
専門学校(通学)平日の昼間に校舎へ通う制作の基礎から業界の仕事まで高校生や、絵の仕事に就きたい人
社会人向けのオンラインスクール自宅からZoomなどで受講添削・副業の始め方働きながら絵を副業にしたい人
通信講座・動画のオンライン講座教材や動画で自分のペースでソフトの操作と描き方の基礎趣味として上達したい人

例えば、平日は会社で働いている方が、昼間の専門学校に通うのは現実的には難しいですよね。反対に、業界の会社に就職したい高校生なら、制作の現場を意識した通学の学校が候補になります。

通信講座や動画の講座については、デジタルイラスト講座の選び方で詳しく比べています。デジタルイラストそのものの全体像は、デジタルイラストとは?アナログとの違いと始め方の全体像でまとめています。

目的・時間・添削・ゴールの4つで比べる選び方

この章のポイント

スクール選びで比べたいのは「目的」「使える時間」「添削の頻度」「ゴール(就職か副業か)」の4つです。この4つを並べると、自分に合う学び方が見えてきます。

『スクールの説明を読んでも、どこを比べればいいのか分からない』という方もいますよね。カリキュラムの名前や設備の数より、先に見てほしいのは自分の状況との相性なんです。

比べるところ通学の専門学校社会人向けのオンラインスクール
目的絵の仕事に就くための力を幅広く身につける働きながら描いた絵を副業や仕事にする
使える時間平日の昼間をまるごと学びに使う平日の夜や休日の夜など、仕事のあと
添削の頻度授業や実習で日常的に見てもらえる決まった周期の課題提出と添削
ゴール業界の会社への就職・デビュー出品や依頼の受け付けなど副業の開始
期間の考え方年単位で通う月単位のカリキュラムとサポート
デジタルイラストのスクールを目的・時間・添削・ゴールの4つで比べた図解

4つの質問で、自分の向きを確かめる

迷ったら、次の4つの質問に答えてみてください。答えが左に寄るなら通学、右に寄るならオンラインが合いやすいです。

自分に合うスクールを知るための質問
  • 平日の昼間を学びに使えるか、仕事のあとしか使えないか
  • 絵の仕事に就きたいのか、今の仕事を続けながら副業にしたいのか
  • 毎日見てもらいたいのか、週に一度でも十分か
  • 年単位で学びたいのか、まずは数ヶ月で区切りたいのか

例えば「仕事のあとしか使えない」「副業にしたい」「週に一度で十分」という方は、オンラインスクールのほうが無理なく続けられます。逆に「昼間を使える」「就職したい」なら、通学の専門学校が向いています。

状況別に見る、選びやすい学び方

4つの質問に答えても迷う方のために、よくある状況ごとに選びやすい学び方を並べてみました。自分に近い行を探してみてください。

今の状況選びやすい学び方まずやること
高校生で、絵の仕事に就きたい通学の専門学校見学に行き、授業の様子を見る
会社員で、副業として絵を描きたい社会人向けのオンラインスクール受講の時間帯と添削の周期を確かめる
会社員で、まずは趣味として上達したい通信講座や動画の講座教材の範囲と添削の有無を見る
描いているが、伸び悩んでいる添削のあるスクールや講座直したいところを書き出しておく
まだ一度もデジタルで描いていないアプリの公式講座で独学から無料で使える版で1枚描いてみる

例えば、副業を考えている会社員の方なら、まずは仕事のあとの時間で受けられるかを最初に見ると、候補をすぐに絞れます。

目的が決まらない時は

『まだ就職か副業かなんて決められない』という方もいますよね。その場合は、まず独学で描く習慣を作ってから考えても遅くありません。

デジタルイラストを始めたばかりなら、デジタルイラスト初心者の始め方で最初の1枚を描き上げるところから試してみてください。描いてみると、自分が何を目指したいのかが少しずつ見えてきます。

業界の会社に就職したいなら、通学の専門学校

この章のポイント

キャラクターデザイナーやイラストレーターとして会社に勤めたいなら、通学の専門学校は有力な選択肢です。入学時期や募集状況は、学校ごとに公式で確かめましょう。

専門学校の良さは、毎日の授業と実習で描く量を確保できることです。周りに同じ目標の仲間がいるので、刺激を受けながら続けやすい環境とも言えます。

アミューズメントメディア総合学院(AMG)の例

例えば、東京にあるアミューズメントメディア総合学院(AMG)には、2年制のキャラクターデザイン学科があります。公式サイトでは、目指せる職業としてキャラクターデザイナー、イラストレーター、VTuberデザイナー、2DCGデザイナー、マンガ家などが挙げられています。

授業は実習が中心で、在校生が使えるワコムの液晶ペンタブレットが設置されていると案内されています。在学中に有償の仕事を経験できる「産学共同」という仕組みもあるそうです。

募集状況は公式で確認を

AMGの公式トップには「2027年4月入学生に関しては、声優学科のみの募集」と掲載されています。キャラクターデザイン学科の入学時期や募集状況は、アミューズメントメディア総合学院 キャラクターデザイン学科の公式ページで確認してみてください。

専門学校を比べるときに見ておきたいこと

専門学校を比べるときは、パンフレットの言葉より「卒業までに何を作るか」に注目すると違いが分かりやすいです。オープンキャンパスなどで、次のようなことを聞いてみましょう。

専門学校を見学するときのチェック
  • 授業のうち、実際に描く時間がどのくらいあるか
  • 在学中に使える機材やソフトは何か
  • 卒業までにポートフォリオを作る時間があるか
  • 在学中に学外の仕事に関われる仕組みがあるか
  • 入学時期と募集している学科はどこか

例えば、見学の時にこんなふうに聞いてみると、学びのイメージがつかみやすいです。

「1年目は、1週間のうちどのくらい手を動かす授業がありますか」

「卒業制作とは別に、就職用の作品集を作る時間はありますか」

会社に勤める以外も含めた仕事の入口は、デジタルイラストレーターになるにはでまとめています。

働きながら学ぶなら、社会人向けのオンラインスクール

この章のポイント

今の仕事を続けながら、描いた絵を副業にしたいなら、平日の夜や休日に受けられるオンラインスクールが合いやすいです。添削の周期と、副業の始め方まで教えてくれるかを見ておきましょう。

『社会人になってから絵を学ぶなんて、もう遅いかな』と感じる方もいるかもしれません。実は、仕事のあとに学べるスクールでは、会社勤めの受講生がたくさん学んでいるんです。

illust worker(イラストワーカー)の例

例えば illust worker(イラストワーカー)は、社会人が働きながら、イラストを副業や仕事にすることを目指すオンライン講座です。運営は株式会社狐福工房(KOFUKUKOBO)です。

公式の案内では、イラストの添削に加えて、ココナラ(スキルを売り買いできるサービス)の使い方、Live2Dモデリングの添削、デザインの添削があります。流行りの絵柄や売れる絵柄の研究も内容に入っています。

出品ページの説明文やサムネイル、お客様への返信の仕方、値段の付け方まで添削すると案内されています。絵の上達と、副業として届ける準備を一緒に進められるのが特徴です。

項目illust worker の案内
受講の形Zoomで平日の夜と休日の夜が基本
進め方週1回の課題提出とZoom添削のセット
期間カリキュラム3ヶ月とサポート3ヶ月(公式は実質6ヶ月と案内)
その後サブスクリプションプランで在籍を続けられる
忙しい時期仕事の繁忙期は休止して再開できる
受講している人全国にいて会社勤めが半数以上・30代が最も多く次に40代

オンラインで学ぶ1週間のイメージ

『オンラインで本当に続けられるのかな』と不安な方もいますよね。週1回の課題と添削で進む場合、1週間はたとえばこんな流れになります。

週1回の課題で進める1週間の例
  1. 添削で言われたことを、その日のうちにメモに残す
  2. 平日の夜に、指摘されたところだけを直して描き直す
  3. 休日に、次の課題の絵をまとめて仕上げる
  4. 提出日の前に見直して、課題を提出する

ポイントは、平日に全部を描こうとしないことです。平日は直しと小さな練習、休日に仕上げ、と分けておくと、仕事が忙しい週でも途切れにくくなります。

初心者や作画環境が無い場合

公式Q&Aでは、イラスト初心者でもキャラクター制作の基礎から教え、その後にLive2Dモデリングを教えると案内されています。ただ、絵をまったく描いたことがない方や、パソコンとペンタブの作画環境が無い方は、申し込み前に相談してほしいとも書かれています。

機材については、ミドルクラスのパソコンならCLIP STUDIOとLive2D Cubism Editorは動き、メモリは最低16GBは欲しいとのことです。ペンタブは高い液晶タブレットでなくてもよい、と案内されています。

オンラインスクールが合いやすい人
  • 平日の昼間は仕事で時間が取れない
  • 描いた絵を副業として受けてみたい
  • 決まった周期で見てもらうと続けやすい
通学の専門学校が合いやすい人
  • 平日の昼間を学びに使える
  • 業界の会社に就職したい
  • 毎日の実習で描く量を確保したい

独学で描いてきたけれど、何を直せばいいのか分からない。描けるようになってきたのに、それを仕事にする方法が分からない。そんな時は、人に見てもらいながら進めると、遠回りを減らせることもあります。

添削を受けながら学びたい、働きながら絵を副業にしたいなら、そうしたスクールの内容を一度見ておくと判断しやすいですよ。料金や面談の内容は、illust worker の公式サイトで確認できます。

illust worker(PR)

働きながら、描いた絵を副業にしたいなら

illust workerは、社会人がイラストを副業として仕事にすることを目指すオンライン講座です。週1回の課題とZoomでの添削に加えて、ココナラでの出品の仕方やLive2Dのモデリングまで教えると案内しています。

無料illust workerの公式サイトを見る

料金や面談の内容は公式サイトでご確認ください。

デジタルイラストのスクールでよくある相談

この章のポイント

スクールを考えている人の相談で多いのは「用語も分からない初心者でも大丈夫?」「デジタルを触ったことがなくても専門学校でついていける?」「独学以外ならどこがいい?」の3つです。

ここでは、デジタルイラストのスクールについて寄せられやすい相談を、要約してお答えします。

用語も分からない初心者でもスクールに行くべき?

『カラーのデジタルイラストを描けるようになりたいけれど、全くの初心者で用語も分からない。スクールに行ったほうがいい?』という相談があります。

結論から言うと、用語が分からない段階なら、まずはソフトの公式講座で基本の操作に触れてみるのがおすすめです。CLIP STUDIO PAINTには「CLIP STUDIO TIPS」、アイビスペイントの公式サイトには「お絵かき講座」があります。

レイヤーやクリッピングなど、よく出てくる言葉に慣れてからスクールの説明を読むと、何を教えてくれるのかが分かりやすくなります。そのうえで、伸び悩んだら人に見てもらう、という順番でも十分です。

デジタルツールを触ったことがなくても専門学校でついていける?

『デジタルツールを全く使ったことがないけれど、専門学校のデジタルイラストの授業についていける?』という相談も見かけます。

ソフトの使い方をどこから教えてくれるかは、学校ごとに違います。ただ、少しでも触っておくと、最初の授業で操作に戸惑う時間が減りますよね。

入学前に、スマホやタブレットのお絵描きアプリで、レイヤーを分けて塗るところまで試しておくと安心です。授業の進め方は、見学の時に学校へ確かめてみてください。

独学以外で、どのスクールを選べばいい?

『独学以外で身につけたい。どこのスクールがいい?』という相談もあります。

これは、どこが一番というより、この記事でお伝えした4つで選ぶのがいちばん確実です。就職を目指して昼間に通えるなら専門学校、仕事を続けながら副業にしたいならオンラインスクール、と目的から決めてみてください。

補足

独学がうまくいかない理由は、人によって違います。練習の仕方でつまずいていないかは、デジタルイラストが難しいと感じる理由と上手くなるにはで確かめられます。

申し込む前に確かめたいことと、入学までの準備

この章のポイント

スクールを決める前には、学ぶ内容・時間・機材・費用の払い方を公式で確かめておきましょう。入学や受講までの間に、描く習慣を作っておくと最初からつまずきにくくなります。

『申し込んでから、思っていたのと違った』とならないために、最後に確かめておきたいことをまとめました。

申し込む前のチェック
  • 学べる内容が、自分の目的(就職か副業か)に合っているか
  • 授業や面談の時間帯に、毎週参加できるか
  • 自分のパソコンやペンタブで受けられるか
  • 添削の周期と、見てもらえる範囲はどこまでか
  • 料金と支払い方、休止や延長の決まりを公式で確かめたか
デジタルイラストのスクールに申し込む前のチェックと入学までの準備の流れを示した図解

入学や受講までにやっておきたいこと

スクールに入る前に少しでも描いておくと、最初の課題から自分の課題に集中できます。難しいことをする必要はなく、次の順番で十分です。

入学・受講までの準備
  1. 使うソフトを入れて、新しいキャンバスを作ってみる
  2. 線画・色塗り・影を別々のレイヤーに分けて1枚描く
  3. 描いた絵を保存し、PNGで書き出してみる
  4. 好きな題材を決めて、同じ大きさで数枚描く
  5. 描いた絵を見返し、教わりたいことを3つメモする

例えば「人物の顔のバランス」「影の色の選び方」「背景の描き方」のように、教わりたいことを書き出しておきましょう。面談や授業で相談する時に、具体的に聞けるようになります。

よくある失敗

スクールに入れば上手くなる、と待ちの姿勢になってしまうことがあります。課題以外にも自分で描く時間を少しでも作っておくと、添削で教わったことが身につきやすくなります。

よくある質問

デジタルイラストのスクールは社会人でも通えますか?

通えます。平日の夜や休日の夜に受けられるオンラインスクールなら、仕事を続けながら学べます。通学の専門学校は平日の昼間が中心なので、時間の使い方に合わせて選びましょう。

専門学校とオンラインスクールはどちらがいいですか?

目的で選ぶのがおすすめです。業界の会社に就職したいなら専門学校、働きながら絵を副業にしたいならオンラインスクールが合いやすいです。

絵が初心者でもデジタルイラストのスクールに入れますか?

初心者向けに基礎から教えるスクールもあります。ただ、絵を描いたことがない方や作画環境が無い方は、申し込み前に相談するよう案内しているところもあるので、公式で確かめておきましょう。

デジタルイラストのスクールに通えば、すぐに仕事ができますか?

スクールに通うだけで仕事が決まるわけではありません。課題以外にも描く時間を作り、作品集や出品ページなど、目指す入口に合った準備を進めておくことが大切です。

スクールに入る前に機材は揃えたほうがいいですか?

オンラインスクールでは自分のパソコンやペンタブで受けるのが基本です。必要な機材の目安はスクールごとに違うので、公式の案内を見てから揃えると無駄がありません。

まとめ

この記事の要点
  • デジタルイラストのスクールは、通学の専門学校と社会人向けのオンラインスクールに大きく分かれる
  • 比べるのは、目的・使える時間・添削の頻度・ゴール(就職か副業か)の4つ
  • 業界の会社に就職したいなら専門学校が候補で、募集状況は公式で確かめる
  • 働きながら副業にしたいなら、仕事のあとに受けられるオンラインスクールが合いやすい
  • 申し込む前に内容・時間・機材・料金を確かめ、入るまでに描く習慣を作っておく
デジタルイラストガイド

デジタルイラストガイド 編集部

デジタルイラストの始め方、必要な機材とソフト、描き方・塗り方のコツ、上達の方法から、絵を仕事や副業にする学び方までを整理しているデジタルイラストの情報サイトです。 公式サイト

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